コピルアックブロク画像

コーヒーの接ぎ木1

2013.10.14

さて3連休も今日で終わり。明日からまたいつもの生活が始まりますが、私にとって連休中、印象に残る出来事はこの前のブログで記載しました「ゲイシャを飲んだ!!」でした。

 

この高級コーヒーと言われるゲイシャを飲みながら考えていたことは、同じコーヒーと言っても何でこんなにも味が違うんだろうな??ということです。もちろん焙煎の度合いや方法によっても変わっては来るはずですが、それにしても酸っぱかったり、苦かったり・・・・。

 

コピルアックを見た場合、特にアラビカのコピルアックは生豆の栽培地域によって大きく味が異なるという印象があります。以前西ジャワのバンドゥンからコピルアック生豆を取り寄せ焙煎をして飲んでみたことがありますが、あまりにも中部ジャワのコピルアックとは違い、「これ本当にコピルアック??」とかなり疑ったものです。

 

大変きれいな豆の色をしており、期待はしておりましたが味は何となく・・・・・。という感じでした。

 

もちろん中部ジャワの中でもジャコウネコにコーヒーの実を与えているMuria山で栽培されたコーヒーと、同じ中部ジャワでもまた別の地域では生豆の色、サイズなど全く違うものもあります。そればかりか同じMuria山の中で地域によってはまったく異なる生豆が栽培されており、「これ、本当に同じMuria山で取れたの??」と疑ってしまいます。

 

そこで、この生豆の違いがなぜ発生するか?ということに関して私の見解を申し上げますと、これは「接ぎ木」の影響であると思います。

 

2世紀以上も前にオランダがインドネシアにコーヒーの木を持ち込んだのがインドネシアのコーヒー栽培の原点になりますが、その当時はあらかた同じ種類の苗が持ち込まれたと考えていいのではないかと思います。もちろんスマトラ島とスラウェシ島では持ち込むルートが異なるため、違う苗が持ち込まれた可能性は高いわけですが、極端な話を申し上げますと、同じMuria山では同じコーヒーの苗が持ち込まれたと考えるのが自然でしょう。

 

しかし現在では同じ山の中でも違う豆が出来ている・・・・。

 

実は以前この章で記載したJollong村にお邪魔をした時のこと。当時は確か10月初旬だったと記憶しておりますが、インドネシアのコーヒーの栽培のシーズンはもうほとんど終わっており、コーヒー農家の人々は主に2つの作業をしておりました。

 

その一つが「接ぎ木」です。

 

これはコーヒーの木以外でも、リンゴなどの果物の木では一般的に行われている作業で、良い幹と良い枝。もしくはある種類の果物の幹に別の種類のそれの枝を強制的に取り付けることにより、より強い、品質が高い収穫物を得ようという目的で行われております。

 

Jollong村でも接ぎ木をした木をそこかしこで見かけ、次のシーズン、もしくは数年後を目指してよいコーヒーを作ろうと、皆さん頑張っておられました。

 

この作業がどれくらい昔から行われていたのかよくわかりませんが、接ぎ木された枝がさらに接ぎ木され、それがさらに接ぎ木され・・・・・。ということを繰り返して現在のコーヒーが出来たのは間違えありません。

 

つまり何を申し上げたいかというと、接ぎ木をしている限りインドネシアの原始コーヒーというのは今のコーヒーのからはおそらくだいぶかけ離れたものになっているということです。

 

また、この接ぎ木というのは同じ地域内で行われている作業に限らず、例えば近隣で良いコーヒーが出来る地域であればその地域の枝を切り取り、Jollongに持ってくるということもしております。

 

ジャコウネココーヒーの話からしばし離れ、接ぎ木の話を次回も続けたいと思います。

 

 

写真はジャコウネココーヒーのアイスコーヒーです。

 

やはり美味しい・・・・。

 

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki