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ジャコウネココーヒーのビジネス

2013.10.13

世の中にはいろんなビジネスがあるものだと感心させられることがしばしばあります。例えばこちらの会社のような“インドネシア進出コンサルタント”

 

インドネシアで外資系として起業をするには様々なインドネシアの法律のハードルを乗り越える必要があります。どのような法律があるか?ということは通常のコンサルタントでもクライアントに伝えることが出来ますが、では「実際にビジネスをインドネシアで稼働させるにはどうしたらいいか?」という話になりますと、なかなかすぐに答えを出すことは難しく、「法律の解釈は良くわかったが、結局インドネシアでビジネスを始めるにはどうするの?」という壁にぶつかります。

 

先般こちらのインドネシア総研で、あるビジネスの打ち合わせを初めて行ったのですが、この最も難しい「どうするの?」というハードルを乗り越える手助けをするビジネスをこの会社は行っており、普通のコンサルタントとは全く違うな・・・・。と感心いたしました。

 

さて、Koki’s Kopi Luwakのジャコウネココーヒーのビジネス、大きなくくりではコーヒービジネスの範疇に属しますが、細かく見てゆくと「製造業」「貿易業」が関係してまいります。

 

「製造業」とはつまり良質なジャコウネココーヒーを皆様にお届けすることでありまして、ジャコウネコのフンを養猫業者から購入し、洗浄、乾燥、パーチメント剥離、そしてジャコウネココーヒーの生豆を取り出す作業はまさに製造業になります。

 

普通のインドネシアのコーヒーメーカーとの違いはその規模とジャコウネコを介すかどうかの違いだけであり、やはりこのジャコウネココーヒーのビジネスで、Koki’s Kopi Luwakは製造者という位置づけになります。

 

そしてもう一つ、大切なのは「貿易業者」としての顔です。もともと弊社はこちらの章で書きましたように貿易業からのスタートになり、インドネシア専門の貿易会社としては特異な会社と言えます。その特徴は何か申し上げますとズバリ「輸出のライセンス」を保有していることになります。

 

例えば日本から外国に何かものを輸出しようとすれば、危険物や薬物、国際的に共通して禁止されている武器、模造品などを除けばたいがいのものは問題なく日本から出荷可能です。

 

ところがインドネシアでは実はそうはゆかず、ビジネスベースで何かを出荷しようとすれば、必ず「NIK」という輸出用のライセンス取得が義務付けられています。これが無い場合にはEMSやFedExといったクーリエを使って製品を出荷することになり、インドネシアの法律をおかして輸出した、いわば「密輸出」という扱いになってしまいます。

 

さらにクーリエで輸出した荷物が日本へ到着した場合、例えばコーヒーでは焙煎済みのコーヒーであろうと生豆であろうとまずは食品届を税関に提出する必要があります。この手続きは日本の食品衛生法で決められており、ビジネスとして輸入した食品でこれを行わない場合、その商品は完全に「密輸品」として市場に出回ることになります。

 

とくにジャコウネココーヒーは“フン”が絡んでくることもあり、私たちが最初に輸入した際には食品届が受理されるまである程度の苦労をいたしました。

 

しかもジャコウネココーヒーにかかわらずコーヒーの生豆をインドネシアから輸入しようとすると、通常の検疫のほかに「農薬検査」が義務として発生いたします。もちろん検査費用は輸入者が負担する必要があり、この費用は結構バカにならない金額です。

 

アジア諸国は全般的に貿易のハードルが輸出入ともに結構高く、インドネシアは私の経験からすると、インド、中国と共にアジアの中では最も貿易が難しい国であると感じております。

 

生豆として日本に入ってきたジャコウネココーヒーは、お客様へ届くまでには焙煎の専門家に任せておりますので、幸いなことに輸出入の業務で発生するストレスは感じません。

 

さて、貿易の話になりますと少し話が長くなる傾向になりますので、またいつか時期を見ていろいろ記載したいとは思いますが、次回はインドネシアのコーヒー農家の話を少し記載したいと思います。

 

ジャコウネココーヒーになる前のコーヒーの実って、いったいどんなの??

 

私は生まれも育ちも横浜の為、この横浜の港の景色が大好きです。貿易業を始めようとしたのも潜在的に何かこの景色が影響していたのかとも思います。

 

Sampai Jumpa Lagi,

Koki